Page 47 - MIWA総合カタログby株式会社MAJI
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防犯建物
錠、シリンダーおよびサムターンに関する試験の概要 部品
防犯性能の試験は3段階に分けて試験されます。最終の試験に合格した製品が防犯建物部品となります。
第1系列の試験
応募した全ての製品について特殊な技能を持った複
数の試験員が下記の5項目について試験を行います。
基準以上の成績の製品が合格となります。
1. 耐ピッキング試験
2. 耐インプレッション試験
3. バイパス解錠試験
4. 耐読み取り性能試験
5. サムターン解錠試験
第2系列の試験
第1系列の合格品について複数の一般試験員が下記
項目の試験を行います。基準以上の成績の製品が合
格となります。
1. ドリリング試験
2. シリンダーのもぎ取り
3. シリンダープラグの引き抜き
4. シリンダープラグの捻り
5. デッドボルトの切断
6. 携帯用ガスバーナー試験
第3系列の試験 電気錠システム防犯性能試験
第2系列の合格品について一般試験員が行う試験で 電気錠システムは第1〜第3系列の試験以外に、以
す。予め決められた標準ドアと標準枠に製品を取り付 下の試験基準を満たした製品が合格となります。
け、一般試験員がバールを用いたドア錠こじ破りおよ
び受け座壊しを行います。いずれの場合もドアが開く 1. 電気的攻撃試験
までの実働時間が5分以上かかる場合は合格となり 2. 各システム固有の試験
ます。
または、開き扉の彫込錠、面付錠および引戸錠において
JIS A1541ー2の「外力に対する性能」のグレード3
以上の強度性能を持つ錠については第3系列の試験
については合格とみなされます。
なお、試験の詳細に付きましては公益財団法人 全国防犯協会連合会のホームページ
http://www.cp-bohan.jp/
をご参照ください。
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